医学部 医学部

School of Medicine

医学部

[卒業時に受験可能な国家資格]
医師

School of Medicine

医学部

[卒業時に受験可能な国家資格]
医師

心と命をつなぐ、
医療の実践者を育てる。

医療の技術・知識を十全に修得するのはさることながら、高度化、複雑化する医療環境において、医療スタッフが互いに対等なパートナーとして連携し合い、患者さんの立場にたって信頼関係をつくりだす。そんな心が通った医療を実践できる人間性豊かな医師を育成します。

実践的なIPE(多職種連携教育)を展開

学部の枠を超えて行う多職種連携教育を、1年次から段階的に展開。臨床現場に近い環境で医・薬・看護・リハビリテーションそれぞれの着眼点を知り、各職種への理解を深めながら、高度なIPW(多職種連携)を学んでいきます。

大学病院における多様な実習

充実した施設・設備が整った兵庫医科大学病院がメインの実習施設。診療チームの一員として患者さんに接し、質の高い医療を提供するための素養や問題解決力を実践の中で身につけます。

医学部

学びのポイント

良医育成のための充実した教育

01

良医育成のための充実した教育

IPE(多職種連携教育)により多職種連携能力を、チーム基盤型学修(TBL)により問題解決能力を獲得し、実践的な良医を育成します。また、万全の医師国家試験対策により、高く安定した国試合格率を誇ります。

最先端の教育環境・快適な学生生活環境

02

最先端の教育環境・快適な
学生生活環境

講義室・実習室やラーニングスクエアは最新の情報通信環境を完備。また、健康的でおいしい食事を提供する学生食堂や、リラックスできる学生ラウンジなども設置しています。

安心のサポート体制

03

安心のサポート体制

1〜4年次に学年担任を配置、さらに1年次には7〜8名のグループごとにアドバイザーを配置し、学修面や生活面でのサポートをしています。また、医学教育センターでは勉強方法や実技指導、進路相談など、修学上の悩みや問題について様々な支援を行っています。

6年間の学び

1年次

医学の基礎と教養を身につける

基礎的な自然科学および語学の修得、人文・社会的教養の醸成に努めます。また、問題基盤型学修(PBL)を「医学概論入門」に導入し、自学自修能力を涵養します。「医学部へようこそ」では、医療・研究の最前線で活躍する教員から直接体験談を聞くことにより、兵庫医科大学生としてのモチベーションを高めます。

2年次

基礎医学を修得する

医師としての充分な知識・技能・態度を養成するため人体の構造と機能を本格的に学び始めます。また、基礎医学の水平的統合をめざした科目や研究者としての資質を涵養する科目、基礎と臨床医学との統合ならびに橋渡しを目的とした科目も開講します。さらに1年次、2年次の総まとめとして総合進級試験を行います。

3年次

IPW(多職種連携)を理解する

臓器別に内科・外科などの水平的統合、また基礎医学との垂直的統合による科目の統合カリキュラムで、知識の確実な修得を後押しします。グループワークをしながら自ら考え討論するアクティブラーニングの実践や4学部(医・薬・看護・リハビリ)合同教育で多職種連携の重要性を学びます。また、研究医コースも開始されます。

4年次

知識・技能を磨いて臨床実習へ

引き続き統合カリキュラムで、これまで蓄積した知識を整理します。社会医学系科目、全身に係わる全科横断的な臨床科目、臨床実習を始める準備科目など多彩な内容です。プレクリニカル教育では、基本的な診療手技を身に付けます。総合進級試験、CBT/Pre-CC OSCEを経て、11月からはいよいよ臨床実習が開始されます。

5年次

医師としての素養を修得する

4学年次末に引き続き、臨床実習を行います。見学にとどまらず、クリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)によって診療チームの一員として患者さんに接します。ここで医師として相応しい態度と技能、知識を身に付けます。2月からは学外臨床実習に進み、第一線の病院で大学病院とは異なる経験をします。

6年次

医師に向かって学びを集大成

4月から8週間、学内や学外の病院で高度な実習や海外実習、あるいは研究室配属など、実践的で自由度の高い選択実習を行います。また、Post -CC OSCEでは臨床推論を鍛え、医師としての診察技能を磨き、医師国家試験対策・卒業試験に臨みます。

医師国家試験 受験
2020年度 医師国家試験
合格率:93.1%(全国平均91.4%)

PICKUP授業

基礎系講座配属(2年次)

基礎系講座配属(2年次)

医学を科学的基盤に立って考察できるようになるために、特定の基礎医学系教室において、3週間にわたって学修・研究に従事し、基礎医学の理解を深めます。

チーム医療演習(3年次)

チーム医療演習(3年次)

4学部(医・薬・看護・リハ)合同によるチーム医療演習によって、医療専門職種間の相互理解や、多職種連携を駆使して患者さんの問題を解決する能力を身につけます。

在学生インタビュー

山本 潮さん

山本 潮さん

医学部 医学科 2年次

愛知県 名古屋高等学校 出身

※学年は取材時

幅広く専門知識を身につけながら
IPW(多職種連携)の大切さも体験から学べた。

父が開業医ということもあり、目の前の人を助ける仕事にやりがいを感じ医学部を志望しました。兵庫医科大学を選んだ理由は、大学病院が救急分野に強いということと、関西学院大学との学術交流で医学以外のことも幅広く学べるという点に魅力を感じたから。入学してすぐに少人数でディベートする「医学概論入門」など問題基盤型学修(PBL)系の授業があるのに加え、他学部と連携して取り組む「チーム基盤型学修(TBL)」もあるため、メディカルスタッフと共に患者さんを支える多職種連携の一員としての素養も磨けます。「基礎系講座配属」では教授のもとで初歩的な基礎研究を体験し、臨床だけでなく研究の重要性や面白さも実感できました。また、教授との距離が近く興味深い話を聞けるので、勉強がはかどるだけでなく将来の進路を考える参考にもなります。学内にはラーニングスクエアなど自習できる場所が多く、友人と互いに教え合いながら効率よく勉強できる点も本学の魅力。おかげでバスケットボール部の活動と勉強を無理なく両立でき、うまく息抜きしながら学びを深められていると思います。

教育研究棟

良医への進化を、サポートする学修環境

良医をめざすために欠かせない自学自修の姿勢は、優れた教育環境にあってこそ育まれます。
兵庫医科大学は、一人ひとりの学びの意欲を高める快適な施設・設備を整えています。

3F ラーニングスクエア

3F ラーニングスクエア

学修するために集う共用スペースです。人数に合わせたスペースを自由につくりだせるアクティブゾーン、少人数ゾーン、個人学修ゾーンなどがあります。

3F アーカイブズ室

3F アーカイブズ室

本学の歴史資料を展示し、卒業生や在校生が集い、くつろげる空間を提供しています。

4F 図書館

4F 図書館

本学の学術情報の発信拠点として、教育・研究・診療支援に関する情報の収集・保存・提供の役割を果たしています。電子図書機能の充実にも積極的に取り組んでいます。

3F SGL(Small Group Learning)

3F SGL(Small Group Learning)

少人数でのグループ学修に最適な10席の個室を21室設置。医学教育センターと双方向での音声通信が可能です。

4F 情報教育室

4F 情報教育室

授業(医情報学実習等)、試験(CBT)に使用し、放課後は自習室として利用が可能です。

5F 講義室

5F 講義室

長時間を快適に過ごせるよう、講義室ごとに座席の色分けをした明るい雰囲気のスペースです。2階の大講義室には、各種映像機器を設置しています。

5F 実習室

5F 実習室

144名収容可能の実習室には、黒板に加えスクリーンやモニターなどを設置。検査画像や顕微鏡画像など、重要な画像情報を見ながら学修できます。

12F 自習室

12F 自習室

最上階の12階は6年次生専用の自習室。24時間自由に勉強することが可能です。

教員インタビュー

平田 淳一教授

平田 淳一教授

医学部 救急・災害医学 主任教授

高度なスキルと人間性を
兼ね備えた医療人を育成する

豊富な資源と経験に基づいた
救急医療の先端を学べる現場

兵庫医科大学病院に救命救急センターが開設されたのは1980年と古く、日本の救急医療の歴史を体現してきた存在とも言えます。重篤な疾患や多発外傷など、重症例の治療にあたる三次救急の役割を担ってきた中でも、多くの教訓を得たのが阪神・淡路大震災です。病院自体が被災し混乱を極めた状況下で、いかに円滑に医療を提供できるか。その経験から訓練を重ね、多数傷病者受入事案に対するノウハウを築き上げました。JR福知山線脱線事故では最も多くの負傷者が運び込まれながらも、統率された迅速な対応で命を救いました。東日本大震災、熊本地震の際にはDMAT(災害派遣医療チーム)が被災地に急行し、自院から離れた災害医療の現場でも力を発揮しました。また、今まさに目の当たりにしている新型コロナウイルスのパンデミックに対しても矢面に立ち、地域を守る砦となっています。これらの世相や時事問題を反映した疾病にいち早く対峙する救急医療は、社会的疾病に開かれた窓という側面があると言えるでしょう。いずれにせよ長い歴史と経験を背景に人、設備ともに潤沢な医療資源を擁する我々は、いかなる傷病者も受け入れ、癒す使命を担っています。

人間性も含めた成長を促す
医療過疎地域との連携

医療資源が豊富な環境にいることは、医療人として恵まれているのかもしれません。しかし一方で「自分は何でもできる」という錯覚に陥る危険性もはらんでいます。私自身、兵庫医科大学病院で勤めたのち地方の病院に出向した際、自分一人では何もできないことに気づかされました。設備の不足だけでなく、スキルも知識も不足していたのです。それを自覚し、改めて救急医療を見つめ直せたことは、私にとって生涯の財産となりました。大学病院以外の環境で地域医療の現実と向き合うことも、治療にあたる勇気、倫理観、使命感など、医師としての人間性の涵養を促すうえで貴重な経験になります。これから医師を目指す若者たちにも、恵まれた環境で多くの患者さんを診るスキルを磨くだけでなく、一期一会の思いで一人ひとりに対峙し、僻地であっても質を落とさず医療を提供できる医師をめざして欲しいです。そのための環境づくりという意味もあり、阪神医療圏内にある医療過疎地域の病院と相互連携の関係を結び、医師を派遣しています。様々な現場での経験から修得した医療をより広く提供し、多くの人に幸福をもたらす、それに勝る医療人としての幸福はないはずです。

学部